ピンクやクリーム・ブルー系など採れた場所や海水の温度の違いで色味が違うアコヤ真珠(通称:本真珠)。古くから愛されている王道の真珠の一つとも言われています。綺麗な白い輝きは涙の象徴とも言われ冠婚葬祭の中で唯一身に着けることが許されているジュエリーでもあります。そんな真珠の豆知識と種類の違いについてのご案内です。
そもそも真珠とは?
海から採れる唯一の宝石であり、貝を媒体に形成されます。色はほとんどのものが乳白色の柔らかい輝きを持っています。人間が手を加えていない天然ものと思われがちですが、それでは形が丸くなかったり小さくなってしまう為、実際には養殖し人工的に異物や核を混入させて真珠を意図的に形成させています。人が約1年もの間手間暇かけて大事に育てているからこその美しさとも言えるでしょう。
花珠真珠
真珠選びの際には、大きく分けて5つの要素を基準に真珠の価値が決まります。
大きさ(粒の大きさ)
形(真珠の形状)
てり(真珠の光沢)
巻き(真珠層の厚さ)
えくぼ(傷がどのくらいついているのか)
真珠は水産物なので、自然に出来上がった傷やてり感は個体差がありますが、花珠真珠はこれらの基準を全て一定値以上クリアした珠のみを厳選して集めたものです。そのため、光沢感がより強く結婚や一生ものと考えて選ぶ人も多いのです。
WAKANA(わかな)
WAKANAはセント・ピュールと日本屈指のアヤコ真珠養殖場、植村真珠とのコラボレートで生まれた純国産パールブランドで、上記の花珠真珠とは違った良さで、最近密かに注目を集めています。
魅力その① 兄弟貝のみを使用した純国産の真珠
様々な海から採れた高品質の真珠を寄せ集めて一本のネックレスにしているアコヤ真珠とは違い、まったく同じ海で同じだけの期間海の中で過ごしてきた貝(兄弟貝)を集めネックレスにしています。そのため経年劣化のスピードが同じなため色ムラが無く、美しい状態を長く持って頂けます。品質の良いものを寄せ集めただけでは天然物が故に、どうしても劣化に個体差が出てしまうというあこや本真珠のデメリットをカバーしているのがWAKANAなのです。
魅力その② 寒い海の中で1年以上を過ごす『越物真珠』
一般的な真珠は8ヶ月~10ヶ月の間海に入れられ、1度冬を越したものが市場に出回ります。しかし、WAKANAに関しては越物といい二回寒い冬を越します。そうすることでより、貝の中の核が厚くなり輝きがさらに増すと言われています。ただ、貝も生き物なので海に入る期間が長い分、中で傷ついたり途中で死んでしまうリスクも高まります。その中で選りすぐった厳選された品質だからこそ、強い輝き(テリ)を持つ真珠はシルクのような柔らかさと上品さを兼ね備えた輝きが実現されています。
魅力その③ 無調色の真珠本来の輝き
真珠には、真っ白なものや淡いピンクのものなど様々な色味のものがあることも特徴の一つです。ただ、そのほとんどは朱に漬けて色味を加えたり、色味を均一にする加工を施しているものがほとんどです。ですが、WAKANAの場合は色を付けることはせず真珠本来の白さにこだわっています。そのため、調色している真珠に比べると一目瞭然!造りや品質にこだわったWAKANAならではのクオリティです。
いかがでしたか?冠婚葬祭や学校行事などで必ず必要となる、今では“マナー”ともなる真珠ネックレス。成人や婚約のお祝い、結婚25周年(真珠婚式)の記念日のプレゼントなどにも選ばれている方が増えています。孫の代まで…といわれる真珠ネックレス。garden神戸三ノ宮ではWAKANAパール、花珠真珠以外にも、様々なパールジュエリー取り揃えておりますので是非現物の美しさを見にご来店ください。