女性の必需品とも言われる真珠のネックレス。ご自分で用意される方はもちろん、中には、お婆様やお母様から受け継がれた真珠のネックレスを持っている方もいるのでは?「これって、どうしたらいいの?」「貰ってそのまましまいっぱなし…」という方も。本日は、真珠のネックレスを貰ったらまずするべきことをご紹介します。
その①真珠のクリーニング
お婆様、お母様から受け継がれた真珠のネックレスは、長い間使用されてきたものです。真珠は酸に弱く、汗をかきやすい首元に着けるネックレスは、真珠の劣化が進みやすいアイテムのため、クリーニングが効果的。艶のあるきれいな真珠に生まれ変わります。
その②糸替え
一つの糸によって連なる真珠のネックレス。同時に糸の劣化も進んでいます。糸が弱ってしまい、何かのタイミングで切れてしまって真珠がバラバラに…なんてことが起きたら大変です。ご自身のものとなるタイミングで、糸替えは必ずしておきましょう。
その③長さ合わせ
頂いた真珠のネックレスを着けてみて、鎖骨よりも下の長さなら、自分に合った長さに調節しましょう。鎖骨と同じくらいの高さになると理想的です。
ご自宅でのセルフメンテナンス方法
前述のとおり真珠はとても繊細な宝石のひとつで、汗や皮脂・化粧品や整髪剤に弱い宝石です。汚れを放置すると変色や光沢が失われる可能性が高くなるため、クロスで汚れを拭き取ると良いでしょう。また、水に弱い特性のため、基本的に水洗いは避けましょう。頂いた時点で汚れがすでに蓄積されているケースも多く、クロスで拭き取りきれない場合には、専門店でプロによるメンテナンスをしてもらうことをお勧めします。
意外と知らない真珠の寿命
真珠はダイヤモンドなどの石とは異なり、有機物です。生き物から作られることから「生きた宝石」とも呼ばれています。そのため経年劣化があり、時間が経つと徐々に特有の輝きを失っていきます。真珠の品質やメンテナンス状態にもよりますが、寿命は20年~100年と言われており、実は長年使い続けるのは難しいジュエリーでもあるのです。
こんな状態なら買い替えも必要かも
真珠は、年月が経つにつれてどうしても黄ばみや劣化が出てきてしまいます。ネックレスの糸が緩んで隙間が出来ている場合などはメンテナンスすることで解消されますが、クリーニングしても真珠自体がくすんで黄色く変色したままだったり、光沢のない状態だったりした場合には買い替えを検討してみても良いかもしれません。
真珠のよくある質問Q&A
Q.譲り受けた真珠が、本物かどうかはどのように分かりますか?
A.本物と偽物を見分けるときには、穴を開けた断面に注目してみてください。 本真珠は、断面が綺麗な穴があいていることが多いと言われています。一方偽物の場合、断面がギザギザしていたり、穴の周りの部分が盛り上がったりしています。このようにいくつか見分けるポイントがありますが、素人目では分かりにくい部分もあるため、専門店のプロに見てもらうことをおすすめします。
Q.状態の良くない真珠を頂いたのですが、ネックレス以外の活用方法はありますか?
A.ネックレス以外のアイテムにリフォームして活用する方法があります。例えば、弔事に使用するお念誦・真珠のピアスなど、一連のネックレスではないアイテムに変えることで活用できるケースは多いようです。
どこに行けばいい?
購入したお店が分かるのであれば、同じお店にご相談いただくのがおすすめです。しかし、お婆様、お母様より受け継がれたものとなると、「購入したお店を忘れてしまった」「購入したお店が遠くにある・閉店してしまった」ということもあるでしょう。そんな時は、真珠を取り扱うジュエリー店へ。浜松市街にあるエターナルファーストダイヤモンド浜松なら、販売品以外でもメンテナンスをしてくれます。
▼真珠のメンテナンスをしてくれるお店