両親が共働きだった私は小さい頃から祖母に面倒をみてもらっていて、生粋のおばあちゃん子です。そんな大好きだった祖母は2年前に亡くなり、とても大切にしていたネックレスを私が譲り受けることになりました。昔ながらのデザインで今の私には普段使いしにくく、この2年間ずっと大切に保管してきました。しかし、結婚を機にこのネックレスをどうにかして身に着けたいと思い、調べてみたところ“ジュエリーリフォーム”という方法があることを知りました。
ジュエリーをリフォームする?
最初に名前を聞いた時は、その意味がよく分からず、祖母の大切なジュエリーに勝手に手を加えてしまって良いのだろうか。まったく別物に変わってしまうのでは…と不安で中々動き出せずにいました。そんな私を見兼ねた主人が背中を押してくれて、結婚指輪でお世話になったジュエリー店へ相談してみることにしました。
使うことが“受け継ぐ”ということ
まずジュエリーリフォームとは、使っていないジュエリーを用いて新しい形に変えていく方法と教えてもらいました。祖母のネックレスは小さなダイヤモンドがいくつか入ったものだったので、そのダイヤモンドをそのまま使用することができるそうです。ずっと大切にしてきたものに手を加えてしまうということに不安があったのですが、「大切なお孫さんが、新たな形になった自分の大切なジュエリーを身に着けることは、おばあ様にとって嬉しいこと」「使うことが、受け継ぐということですよ」とスタッフの方に教えて頂き、ジュエリーリフォームをする決意がつきました。
▽婚約指輪のリフォームも多いみたいです。
素敵な形になりました!
祖母が使っていたのは、18金イエローゴールドのダイヤモンドがついたネックレスだったので、私も同じ素材でダイヤモンドを全て使用し、普段から身に着けやすいリングを作りました。今までしまっておくことしか出来なかった祖母のジュエリーを、いつも身に着けることで祖母が近くで見守ってくれているような気がしますし、見るたびに祖母を思い出し心が温かくなります。“使うことが受け継ぐこと”って本当だなと実感しています。もしご家族の方から譲り受けたりした使っていないジュエリーがあれば、ぜひジュエリーリフォームを検討してみてください!
▽納得するまで相談にのってくれたお店