成人した女性であれば、必ず持っておきたいアイテムと言えば真珠ネックレスです。冠婚葬祭はもちろん、会社でのパーティーやお子様の入園式などの式典でも身に着けることが出来る万能アイテムです。では、真珠ネックレスを用意する場合、いくら位のものを購入するのが良いのでしょうか?今回は、真珠ネックレスの相場についてご紹介します。
真珠ネックレスの相場
真珠ネックレスの相場は、真珠の種類、サイズ、品質(形状・光沢・表面の状態)、連の長さなどによって大きく異なりますが、15万円~30万円。真珠は数万円台から購入が可能ですが、真珠自体の価格の上昇や求める品質の変化により、年々平均相場が上がっている傾向があります。しかし、真珠ネックレスを安く購入できる時期はあるのでしょうか?
▽真珠ネックレス購入するお店選び
真珠ネックレスの価格は時期によって変わる?
真珠には、安くなる時期というのはありません。真珠は、1~3年の歳月をかけて海で育てた後、浜上げ、加工、販売を行います。工場製品のように、大量に作れるものではなく、売り切れたら次のシーズンを待たないと手に入れることが出来ません。また、同じ品質の真珠が毎年安定して販売できるものではありませんので、同じ金額で購入するなら市場に出回る種類が豊富な時期に購入することをおすすめします。
価格上昇確実!真珠が受けている影響
生産量の減少
2019年頃からアコヤ貝の稚貝が大量死する現象が発生し、真珠の生産量が減少しています。また、気候変動による海水温の上昇や環境汚染などによって、アコヤ貝の生息状況が悪化していることも原因として挙げられています。真珠はすぐに育つものではなく、1〜3年かけてゆっくりと成長するため、生産量がとても少なくなっています。
需要の増加
日本産のアコヤ貝の人気や需要が世界的に高まり、海外ユーザーが多く購入しています。特に中国では真珠の人気が高まっており、円安を追い風に宝飾業者も観光客も高価な真珠を買い求めています。
入札価格の高騰
国内養殖産地での入札会においても、需要増加・供給減少の傾向が強まるにつれて、価格が高騰しています。入札価格が高騰によって、中小卸売会社が落札できない、できたとしても高値であるため販売価格を高くせざるを得ず、国内消費者の購買意欲が低下しているという意見もあります。
これらの要因により、真珠ネックレスの価格は上昇傾向にあります。今後も市場の状況や供給の変動によって、価格変動が続く可能性があります。
安い真珠ネックレスの理由は?
高騰し続けている真珠ネックレスですが、なかには安い真珠ネックレスもあります。安い真珠のネックレスの理由として、真珠の品質に大きな差があることで一因です。真珠はその形状や光沢、表面の状態によって品質が異なり、品質の低い真珠は比較的に安価になります。また、市場には本物の真珠の代わりの人工的に作られた人工真珠やイミテーションパールとも呼ばれる模造真珠も存在します。これらは、プラスチックやガラスにコーティングを施したもので、本物の真珠よりもはるかに安価です。
▽安い真珠ネックレスは危険?
購入するなら早めに検討しよう
真珠ネックレスは、近年の高品質志向な選び方や地球環境の変化などにより価格高騰が懸念されています。もし、真珠ネックレスを検討しているのであれば、早めに準備することをおすすめします。ただ、真珠ネックレスは見た目のデザインなどは同じなので、何を選んでいいのかわからないという方もいます。その場合は、真珠専門店へ行ってみてください。そこでは、色々な品質のものや似合うものなどを教えてくれるので安心して選ぶことができるはずです。
▽静岡市の真珠専門店はここ