誕生石をはじめとするカラーストーンは、世界に数多く存在しています。そんなカラーストーンのなかには、多く採掘できるものがあれば、とても珍しく希少なものもあります。そこで今回、希少価値の高いカラーストーンをご紹介します。
グランディディエライト
グランディディエライトは、世界TOP10に入る希少石です。瑞々しい透明感に満ちたグリーンの発色が特徴。原石を発見されたのは1902年で、その時には宝石品質のものは発見されませんでしたが、2014年に極めて純度の高いグランディディエライトが発見され、2015年頃に市場に出回り始めた新しい宝石なのです。透明な部分は、800㎏の原石からわずか60gしか採れず、1カラットを超える大きさは10個未満と非常に希少性が高いことが分かります。まさに奇跡の宝石といえるでしょう。
タンザナイト
タンザナイトは12月の誕生石としても有名です。本来は青色のゾイサイトなのですが、タンザニアの夕暮れの空の色に似ていることからタンザナイトと名付けられました。光の角度によって色が変わる多色性があるのが特徴です。自然の光では青く見えますが、人口のライトでは紫色に見え、それぞれの美しい色合いを楽しめるのが魅力。そんなタンザナイトは、発見されて60年経った今でもタンザニアのメレラニ鉱山でしか採れないため、ダイヤモンドよりも希少な石と言われています。
アンデシン
アンデシンは2002年に、コンゴ民主共和国で発見された新しい宝石です。チベットでは聖なる石として昔から崇められていたとされています。「長石」の仲間ですが、そのなかでも赤色は珍しく、価値が高い傾向にあります。特に透明度の高いアンデシンや、キズや内包物が見えないものは非常に価値が高いです。変化と調和の異なるふたつのエネルギーを併せ持つアンデシンには、「アンチエイジング」「大切な人との愛を深める」という効果もあると言われています。
ラリマー
海のような美しい模様が特徴のラリマー。ペクトライトという鉱物にあたり、青色のペクトライトでなおかつドミニカ共和国で採掘されたもののみをラリマーと呼んでいます。また、採掘されたドミニカ共和国がカリブ海に浮かぶ島であるため、カリブの宝石とも言われていました。採掘されているのはドミニカ共和国のパオルコ鉱山と決まっているため、非常に希少価値の高い宝石といえます。穏やかな海の水面を連想させる模様は、見る度に癒しを与えてくれるでしょう。
▽体験談!初めての色石選び
希少なカラーストーンを見てみよう
カラーストーンという言葉は聞いたことがあっても、実際にどのようなものがあるのかを知らない方も多いかと思います。カラーストーンの魅力は、同じ種類の石でもひとつひとつに個性があることや、様々な意味が込められていること。なかには、今後見ることができない希少な宝石に出会う可能性もあります。ぜひ、みなさんも運命を感じるカラーストーンを探してみては?
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